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神奈川県立近代美術館 葉山で行われている展覧会。『若林奮 飛葉と振動』
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久しぶりに2時間半かけてじっくり見てまわった。本当はもっと見ていたかったが、デトックス中で食事制限などしていたので体力がもたなかった。久しぶりの美術鑑賞。しばらくブログを書いてないし、うまく伝えられそうにないのだが、すごく楽しく、静かに興奮していたので、ただメモとしてでも残しておこうと思います。

共感点。
世界をとらえたい。
自分と世界の間にあるものへのまなざし。
目に見えないものを形にしようとする。
彫刻家として最終的に庭にむかう。

気になった言葉。(うるおぼえ)
「人は自然そのものにふれる事は出来ない。触れる時は常に風景を介して触れる。例外は嵐や台風など自然が猛威をふるう時。」
「葉は木に属している。私の側に属していない。しかし葉が落ちるとき、葉は木からはなれ私の側に向かってくる。また飛葉は木からはなれ、木と私の間を…」
「美術を尊敬してほしい」(インタビュー映像の言葉)

美術を愛し、美術を信じるこころがまぶしい。
建築を愛し、建築を信じていれてるだろうか?

あ、あと一昨年だったか横須賀美術館でやってた娘のためにつくったものの展覧会をみたかったのにいけなかったんだよね。またどっかでやってくれないかなあ。

世界をどう見るのかは自分次第。つまり人それぞれ。それでも共感したいし。繋がりたい?ゆるやかに?
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神奈川県立近代美術館 葉山の庭からはこんな風景も見れますた。
# by logiarchi | 2015-11-22 18:11
保坂和志さんの「朝露通信」を読んだ。
たまたま同時に読んでいたのは川上克己さんの「かっちゃんの子供の頃」
前者は好きな作家さんの新刊で、後者は最近北鎌倉の山の手入れのお手伝いに行っているが、そこのリーダー的存在のかっちゃんの書いた文章だ。どちらも鎌倉が舞台となっている。
 昨年末に自分は10数年住んだ池尻大橋から鎌倉に引っ越した。西御門といって八幡様のさらに上にあがった山の方だ。鎌倉駅から歩くと30分近くかかる。海まで行こうと思ったら1時間コースだ。東西を山に挟まれて、谷間の家々を望む景色に惹かれ即決してしまった。
最近読んだもの_d0158573_1814314.jpg

のんびりと過ごす時間が増えていることは事実。仕事に対する不安がないこともない。しかし暮らし方について問い直す良い機会になっている。
 本の話に戻ると、どちらも自身の幼少時代を綴ったもので、「朝露通信」は元は新聞の連載小説で、見開き2ページが1回分で全部で185回分収められている。あとがきで述べられている通り、作品は「前後関係や因果関係よりも心を過った瞬間の鼓動や光や風をそのまま捕えること」を大事にされた文章で、その風景や空気を共有する喜びを感じるものであった。
一方「かっちゃんの子供の頃」もその名の通り、かっちゃんの子供の頃の話だが、こちらはかっちゃんが自身で仲間に語っていたものを皆が面白く聞き、文章にしたらどうかと勧められて A4の紙1枚に1つの話を打ち出したものを全80話クリアファイルに収めたものだ。素人が書いたものだからと謙遜しておられたが、何度も語ってきた言葉が文章になっているからこそのリズムや面白さがある。
比較するのはどちらに対しても失礼かもしれないが、そこにはなにか共通する面白さ、みずみずしさがあった。
また川上克也さんは77歳、保坂和志さんは58歳、自分は40歳で約20歳づつの開きがあり、それぞれの時代に共通するところと変わったところが見えて面白かった。
「朝露通信」の帯に書かれた「子供だった日々が人生の後ろ半分を支える。」という言葉に惹かれながらも、40を過ぎて自分が郷愁へむかっているのではないかと心配な気持ちもある。しかし「懐かしさ」というものにはずっと興味を持ってきたような気もする。ノスタルジックなだけでない、経験の有る無しに関わらず共感を得られる懐かしさ。
これからの暮らし方、生き方について考える上でもこの懐かしさの共感は重要なキーワードとなる気がしている。

とここまで書いてアップしてから、やはり最初に書こうとしていたことから逸れていき、途中からブログの話としてまとめようとしていることに気がつく。今年は自分の思ったことを素直に文章にできるように努力したいと思う。
これは写真を撮る時に、せめて目で見たものの素晴らしさをそのまま写真に残したいという気持ちと一緒で、やはり技術や経験がなければ、数打って時折まぐれでできるかという感じなのだろう。技術や経験の先にある素直さはそう簡単には手には入らないのかもしれない。
# by logiarchi | 2015-01-19 21:29 |
11月10日の日曜日、平井のグループホームの内覧会を行います。

グループホーム 内覧会のお知らせ_d0158573_21222665.jpg

# by logiarchi | 2013-10-31 21:28 | 建築
設計スタッフを募集しています。

直近の業務としては現在設計中のグループホームの模型製作、CG製作、実施設計等になります。
スタッフ募集_d0158573_0115826.jpg

ご興味のある方は下記アドレスまでご連絡下さい。
logiarchi@ybb.ne.jp
# by logiarchi | 2012-09-19 00:13 | 建築
近所に代官山蔦屋が出来てから資料探しは便利になったが、
ついでについついCDやらDVDを借りてしまう。
忙しいのに夜中に映画を見てしまう。

けどいい映画を見た次の日は睡眠時間短くてもちゃんと起きて仕事出来る。
たのしいの飲み会の次の日も。なんでも気の持ちよう?
てことで最近見たもの。次の日起きれたもの。

「永遠の僕たち」大好きなガス・ヴァン・サント監督。
主演のヘンリー・ホッパーが時々デニス・ホッパーに見えます。ソーキュート。純粋な恋。
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「ビューティフル」これまた好きなイニャリトゥ監督。
ハビエルはいつだってかっけえ。バルセロナが舞台だが、大都市の裏側の影の部分がリアルに描かれている。
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どちらも生きることについて考えることができる映画。

あ、あと最近映画館ではちょっと前だけど「アーティスト」見ました。

あ、あとどうでもいいけどタイトルの「みたもの3」がみのもんたに空目。
 
# by logiarchi | 2012-06-05 01:48 | 映画
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